以前の当ブログの記事、つまり
トルコのスーパーマーケットの店員の驚きのお客様対応とは？
にて、「とあるスイーツ」にまつわる珍エピソードをご紹介しました。
そこで、トルコ猫歩きブログの読者の方から、
「その、【とあるスイーツ】ってなんですか？」
という質問をいただきました。
ご質問有難うございます。
レスポンスがあるのは嬉しいことですね。
あなたからもドシドシご意見、感想をお寄せください。
トルコのスイーツ：カザンディビ
さて、先に紹介した記事で取り上げた「とあるスイーツ」というのは
トルコのスイーツ 「カザンディビ (kazandibi)」のことでした。
味は、焼きプリンみたいな感じです。
ただ、焼きプリンとは違って、
これには、鶏の胸肉の繊維質の成分をすり潰して、
すり身状にしたものが、わざわざ入れてあるとのことです。
甘さは プリンみたいに甘くて、食感はもっちりしています。
上のほんのり焦げている部分は
長崎カステラの茶色い部分みたいな味がしますが、
なぜもって、【鶏の胸肉の繊維質を原材料に含めることにしたのか？】、、
という歴史的な背景まではちょっとわかりません。
ところで、この記事を書くにあたって、
焼きプリンについて、調査していたところ、
そういえば、
プラスチック製容器に入っている 【焼きプリン】って、
あれ、プラスチック製の容器に入ってるのに、どうやって
焼け焦げ感を作っているのかな？
なんで、プラスチック容器まで焦げてしまわんのだろか？
と、小学生の頃からの疑問だったのを思い出しました。
プラスチック製容器に入った焼きプリンの製法とは
それで、調べたところ、
従来はプラスチック製容器を水に浸しながら上面を『焼き』、
それで焦げ目を作っていたみたいですね。
しかし、森永乳業（森永製菓のグループ会社）は、
特許製法で、オーブンの湿度、プリンの材料を工夫し、
耐熱性のポリプロピレン製プラスチック容器で、
容器を水につけることなく、表面を焼きあげて
焦げ目を入れることに成功したみたいですね。
特許庁公開の特許文書を読むと、そういうことが書いてありました。
森永乳業の焼きプリンに関する特許庁公開の特許文書
楽天市場より特許に準ずる発明として、
実用新案というのがあります。
興味本位で、その昔、実用新案権を自分で書いて、
特許庁に提出して受理されたので、
とある私の発明に関して、
実用新案権を取得したことがあります。
だから、わたくしも発明家なのであります（笑）
まぁ、特許料で儲けるとかいうことは全く無かったですが、
良い勉強になりました。
ということで、
森永乳業の美味しい焼きプリンを作るには、
【特許技術】が使われている、ということですね。
ちなみに、ちょっと、その特許レシピを
一部ここでお知らせしておきましょう。
全卵、牛乳、砂糖の重量（ｇ）割合は、
全卵２３％、牛乳６３％、砂糖の重量１４％
だそうです。
これに、3～5.5％ほどのゼラチンを入れて、均一に撹拌して、
プリンの生地をつくるとのこと。
ただし、カラメルは別。カラメルは別に作っておいて、
上記の『ミルクセーキ』を容器に注いだ後に、カラメルを注いだら、
カラメルは重いから、比重の関係で、自分から下に沈んでくれるょ。
ということまで書いてありました。
（まぁ、【込み入った文章を、誰にでも分かるように書く】というのも、
ひとつ技術がいりますなぁ。。。
わかってもらえましたでしょうか。）
小学生、中学生のころ、自分でおやつを作っていた時に、
カラメルをつくって、プリンの下に上手に配置させるのが
極めて難しくて苦労したんですが、
この方法を使えば、カラメルをプリンの底に入れる
というのもうまくいきそうですね。
なお、その当時私がプリンを作ろうとしても、味見をしていたら、
プリンとして固める前に、事実上の『ミルクセーキ』が
美味しくて、飲みきってしまって、
プリンが無いなんていうことがありましたが。。。（笑）
森永製菓の特許文書を読んでいると、
発明者に名を連ねているのは、みんな男性のようですね。
その方々がどこまで実際に開発に携わっておられるのかはわかりませんが、
男同士、真剣に、
このプリンの焼け具合はだめだぁ
こりゃイカンな
このプリンの焼け具合は美味しい。
うん、イケてる。
これにしよう！
などと 実験を繰り返してらっしゃったのでしょうかね。
なんだか、おちゃめさを感じますね^^
ちなみに、森永焼きプリンって、ご存知、こんなやつです。
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