旅行するには、乗り物に乗るのが、ほぼ必須ですが、
酔うと、楽しさが半減しますよね。
この記事では、
車酔い、船酔い、(宇宙酔い)を治す方法、また、
そもそも、車に酔わない方法、
薬に頼らないで、車酔いを防止する方法を、
薬剤師のリオンが、ご紹介します。
乗り物酔いとは?
乗り物に乗ると、気分が悪くなり、
吐いたり、顔面が蒼白になったりします。
これを、乗り物酔いといいます。
医学的には、これを「動揺病」と呼んでいます。
乗り物酔いが起こる原因とは?
人間は自分の体の傾き、を保つために、
無意識に平衡感覚を駆使して姿勢を保っています。
耳の奥には、
三半規管(3つの軸、つまり、
数学でいうところの x,y,z軸に相当する方向の動きを感知する。
「半規管」が3つあるので、これら3つをまとめて【三半規管】という)があります。
三半規管では、回転加速度を感知します。
また、体の直線加速度を検知する器官として、
耳石器というのがあります。
こういった、センサー機能をもつ器官が、
体の動きを常に管理しています。
これらの情報と、
目から入ってくる視覚情報などを総合的に判断しながら、
脳は、自動的に姿勢を保とうとしています。
しかし、視覚情報と、平衡感覚からの情報とにズレがあると、
脳は混乱してしまい、乗り物酔いを生じやすくなります。
乗り物酔いの効果的な予防法とは?
半規管や、耳石器を、積極的に動かし、働かせ、刺激すると、
本当に 乗り物酔いにかかりにくくなります。
一番のお勧めの方法は、前転(でんぐり返し)です。
日本には、「ふとん」というものがありますよね。
あれをマット代わりに前転、後転をしてみてください。
外国には「ふとん」はありませんが、ベッドの上でも、
できないことはないでしょう。
マットがあれば、マットの上で、なければ、ふとん の上ででも
でんぐり返りをするのを、習慣にしてみてください。
そうすると、
三半規管や、耳石器が、ぐるぐる回されて、
自然に刺激されて、勝手に、乗り物酔いにかかりにくくなります。
車の運転は、人に任せずに自分で する
自動車の運転手は、ほぼ酔うことはありません。
これは、自分で運転しているために、
自然と体がそれに対応するように反応できるからです。
ただし、意図しない加速、原則が不規則に起きる車を運転していると、
運転手でも酔うことがあります。
昔、トヨタ ヴィッツを運転しているときに、
それが起こりました。
あの車のエンジン制御のプログラムには、
不備があると思います。
あのヴィッツは、恐らく4速(ヨンソク)オートマの車
(オートマチックに4種類のギアをチェインジさせる車という意味)でした。
その車を運転するにあたって、
アクセル開度を一定に保って
(アクセルの踏み具合の角度を一定に保って)
長い長い直線を運転していたときのことです。
アクセルをある位置に固定して踏んでいると
(恐らく、ギアの3速が入っていると思われる)
エンジンの回転数が上がり、車が加速していきます。
そして、とある速度に達すると、
恐らく、ギアが、4速に入るのでしょう、
エンジンの回転数が落ちます。
そして、ある一定のところまで回転数が落ちると、
今度は、また、ギアが3速に入って、エンジンの回転数が上がるんです。
アクセルの踏み具合は一定なのに、
ギアが3速に入ってはエンジンの回転数が上がり、車は加速し、
その後、勝手にギアが4速に入ってはエンジンの回転数が下がり、車は減速し、
ということを延々と繰り返すのでした。
そんないわゆる『欠陥』車を運転して
酔ってしまったことがあります。
思い出しただけでも、気分が悪くなる体験です。
変なオートマカーは運転しないほうがいいですね。
まぁでも、こんなことはまれで、
普通は、車の運転手は、車酔いをしません。
車の運転は、できるなら自分でおこなったほうが、
車酔いはせずに済みます。
乗り物に乗る前は、食べ物を食べすぎない
フィリピンでダイビングをしたときに、
ホテルで朝食をしっかり食べて、
ボートでダイビングスポットまで行ったことがありますが、
その時も、食べ過ぎが原因で酔ってしまったことがあります。
それで、乗り物に 乗る前には、
食べ物は控えめに摂ったほうがいいです。
集中して読書したり、折り紙を折ったりするのは控える
車や船だけでなく、
飛行機に乗っていても、酔うことがあります。
飛行機の移動時間を有効に使うために、
集中して参考書を読んだりすると、
酔うことがあります。
その時は、読書を中止するほうがいいです。
あと、車の中で、本を見ながら、折り紙を折る練習をしているときも、
酔ったことがあります。
コン詰めて折り紙をおる、というのも、乗り物での移動中は避けましょう。
車内の温度を涼しくする
暑苦しいと、吐き気が増大します。
内気よりも、外気の温度の方が低いなら、
できるだけ高頻度に車内の空気を入れ替えましょう。
乗り物酔いを防止するための方法のまとめ
- 前転・後転・側転を定期的におこなって、
耳の奥にある平衡感覚器官、三半規管、耳石器を積極的に刺激する - できれば、自分が運転手になる
- 食べ物を食べすぎない
- 移動中は読書、折り紙を避ける
- 酔い止め薬を使う手も 無いことはない
特に、前転・後転・側転をおこなうのは、
とても効果的でお勧めの方法です。
是非、お試し下さい。
ちなみに、テアニンというお茶に含まれる成分が、
乗り物酔いにも有意に改善効果があると言われています。
興味のある方は、一度見てみてください。↓
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