あなたは日本人ですか?
この記事は日本語で書いてありますから、
この記事を読んで下さっているということは、
ほぼ間違いなくあなたは日本人でしょう。
であれば、是非この記事を
読んでいただきたいと思います。
なぜなら、日本人とトルコ人、
いや、日本人と外国人のビジネスに対する感覚が、
まるっきり違うからです。
我々 日本人にとっては当たり前のことが、
日本以外の国では通用しないことが多々あります。
あなたもトルコに来ることがあるでしょうし、
トルコに来ることがないにしても、
日本国内でも、日本で暮らす外国人に
多少なりとも接することもあるでしょう。
なんらかのビジネスに関わる日本人が、
必ず気をつけたほうがいい点をまとめました。
トルコでは基本的に
【仕事の引継ぎ】という概念がない
日本で、少しでも働いた経験があれば、
「仕事を引き継ぐ」というのは、
当たり前の作業として認識されていると思います。
部署の異動や、人事異動、昇格などで、
自分の仕事内容を、次の人に伝え、
また自分も前任者から、
引継ぎ内容を教えてもらいますよね?
仕事のできる人ほど、引き継ぎが上手、
というのもあるのではないでしょうか?
トルコでは、基本的に、「仕事の引継ぎ」
という概念が存在しません。
どういうことかというと
担当者が異動になると、
何もかもイチからやり直しとなります。
ですので、
ノウハウ、伝統、技術の継承がおこなわれないんですよね。
ですから、当然、会社としての技術の蓄積もありません。
もったいない話ですね。
トルコで仕事の引き継ぎがおこなわれないのは、
何も、人事異動の時だけではない
仕事の引継ぎがないというのは、
何を意味するのでしょうか。
例えば、トルコで、同じ会社、同じ作業員で、
前回頼んだのと全く同じような仕事を再度依頼したとしましょう。
複数の部屋をひとつずつ改装・改築する
などの場合です。
「どういう材料を用いて、どういう作業内容で仕事を、
幾ら幾らでしてもらう」
という契約を結んだとします。
もう、これは、はっきりいいましょう。
偏見も何も入っていません。
事実なんです。
ほぼ確実にその通りに仕事をしてくれません。
困りますよねぇ、毎回毎回、
同じような失敗、無駄を繰り返すんですから。
契約内容と違う内容で仕事をして、
「仕上げた」と平気で彼らは言ってくるのですが、
当然契約内容と違うことを指摘して、
『契約通りの仕事内容をするように』と、こちらは言います。
すると、まず必ず「いや、これで大丈夫、問題ない」と返してきます。
でも、大問題なんですよ。
例えば、電気の工事を頼んだとしても、
絶対に使ってはいけない、アース線を、
活線用の電線に使ってたりするのです。
日本の電気工事士の実技試験でそれをやると、
他の全てがミスなく完成していても、
無条件でアウト、不合格になる、
つまり、一発不合格を食らう、そういう致命的で、
絶対にやってはいけないようなことを平気でやって、
「仕上げた」という報告をしてくるのです。
電気工事、あるいは、その他の安全面のことを考えると、
アース線と活線を、区別せずに配線する、なんてことは、
絶対にあってはいけないことなんですよ。
そういう、絶対にやってはいけないことをしてくるわけなので、
当然やり直しをさせないといけないので、
やり直しさせます。
仕事の報酬は、後払いか、先払いでもOKか?
ここで、2番めのポイントですが、、
仕事を依頼する場合、報酬は後払い方式にしないと、
全てうまくいかない、ということです。
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トルコで、料金先払いで仕事がうまくいった、
というのは、聞いたことがありません。
私も、これで、随分と痛い目に遭いました。
同じメンバー、同じ人でさえ、仕事の引き継ぎが無い
日本では、まったく同じ仕事内容を、
全くおなじメンバーに頼んだら、
次は、同じ失敗を繰り返さないだろうというのが、
当たり前のような気がします。
でも、トルコではそういう期待を見事に裏切ってくれます。
さっき頼んだ部屋の工事と全く同じ仕事内容で、
隣の部屋の工事を頼んだとしても、
先回「この間違った方法では決してしないでください」と忠告した、
まさにそのやってはいけない方法で、
やはり「仕上げた」といってくるのです。
当然、やり直しを命じますよね。
材料費、人件費、労力など、全てが余計にかかります。
そういう向こうのミスで余計にかかる金額を、
こちらが持つことの無いように、
契約の時点でも気をつけておかなければなりませんね。
当然、やり直しの時間が必要になりますから、
日本や、他のヨーロッパの基準で工事計画を立てると、
大幅に完成が遅れます。
遅れる、その遅れが、尋常ないんですよ。。。
「いったい、どうなってんの?」と問いたくなります。
改善・改良という概念自体が無い
「常に物事を改良し、より良いものに改善していく」
というのは、日本独自のお家芸のようです。
こういう点を頭に入れておかないと、
非常に辛い目に遭います。
トルコ人のビジネス感覚に関するまとめ
好きでトルコで生活をするにしろ、
義務で行かなければいけないにしろ、
上述の3点をいつも意識してビジネスに励まれてくださいね。
でないと、失敗します。
私も、それを知らなかったので、かなり苦労しました。
まぁ、もちろん、これは一般論であって、
あなたの接するトルコ人が例外的に、
日本人的感覚を持っているのであれば、
それは、とてもうれしいことですね。
この記事をアップするかどうか、
正直、かなり悩みましたが、
私 リオンの経験も、あなたに引継ぎたいという思いもありますので、
ここに記させていただきました。
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