世界各国にそれぞれの通貨がありますね。
トルコにももちろん通貨があります。
トルコの通貨は、トルコ リラ(Türk lirası)です。
トルコの位置づけとは?ヨーロッパ?アジア?中東?
ちなみに、トルコは、
イスタンブールのボスポラス海峡を隔ててヨーロッパ側を
ヨーロッパ側、
ボスポラス海峡よりアジア側をアジア側、とそれぞれ呼びます。
それで、「トルコ」という国自体が、
ヨーロッパに分類されることもあれば、
中東に分類されることもあり、
トルコを探す時に、
かなりやっかいなことになることがあります。
また、EU(ヨーロッパ連合)に加盟したがってはいますが、
まだ、EUの一員ではありません。
それで、当然、トルコではユーロという通貨を用いてはいません。
トルコ独自の通貨、トルコリラが使われています。
トルコリラの為替レート
2017.01.15日現在、
日本円-トルコリラの為替レートは、
窓口にもよりますが、1円=0.03000リラで、
ついに、0.03リラという大代に乗りました。
1リラ33.33円ということです。
1リラは100クルシュです。
ちょうど、アメリカの1ドルが100セントであるのと同じです。
また、クルシュは、100を基準に表現します。
例えば、2,40 リラといえば、
2リラと 40クルシュ、という意味です。
算数上では、
2.4も、
2.40も、有効数字の桁数が違うだけで、
数の大きさ自体は、同じ大きさを意味します。が、
トルコの場合、お金のことを表現するには、
小数点以下は必ず2桁で表現します。
ということで、リラを表現するのに、
「2.4」という表記はありえません。
また、これ、「2,40」を、「2.4リラ(に~点ヨン、iki nokta dört lira)」
って言うと、「2,04(2リラ4クルシュ)」を意味してしまい、
「2.40(二リラ 四十クルシュ)」とは理解されませんので、ご注意を。
「2,40 リラ」は、「İki lira kırk kuruş(二リラ 四十クルシュ)」って言わないといけません。
トルコの数字でコンマとピリオドの使用法に注意!!
それと、トルコでは、小数点記号、桁の位取りの記号が日本と逆です。
これについては、以前にも書いたことがありますが、
日本では、三桁ずつの区切りに「,(カンマ)」
1の位と十分の一の位とを分ける小数点に「.(ピリオド)」を使いますね。
(あぁ、簿記2級の勉強が懐かしい)。
ところが、トルコではそれが逆で、
三桁ずつの区切りに「.(ピリオド)」
1の位と十分の一の位とを分ける小数点に「,(カンマ)」を使います。
お金の表現では、小数点第2位までしか書きませんから、
コンマとピリオドの書き間違えで額が異なることはありませんが、
数学、物理の計算をする時、小数点以下第3桁まで書き、かつ、整数部分の桁が3桁以下だと、
間違う危険性がありますね。
例えば、「123.456」と表記してあったら、
果たして、これはいったい、百二十三 点 ヨン五ロクなのか、
はたまた そうではなくて、十二万 三千四百五十六なのか、
わからないですね。
単なる数字じゃあ しっくり来ませんが、
わたしの体重が「 123.456 」キログラムだったとすると、
『エライ重い人』だなぁと思われると思いますが、
この数字が「 123.456 」が、
トルコの数字での表記だったとすると、
僕の体重は「12万3456キロ」もある、ということで、
これはちょっと信じられないなぁ、ということになります。
ピリオドにシッポが生えてる(コンマ、カンマ)か、
シッポがちぎれてるか(ピリオド)だけで、
1000倍も 数の量が変わってしまうので、
特に注意が必要です。
さてさて、本題ですが、
トルコの硬貨の種類とは。
トルコの硬貨には、(左から)
1クルシュ
5クルシュ
10クルシュ
25クルシュ
50クルシュ
の5種類があります。
上半分が、硬貨の貨幣価値の数字
(これを意味する特定の日本語の単語って、、
日本語の語彙に無いんですかね?)
が書かれている面。
下半分がその数字の書いていない面です。
硬貨の世界では、
表裏の判別は、発行年号の記載がある面が「裏」
という規定になっているそうです。
(なんで、こんな定義なんですかね?
だって、「貨幣価値を表す数字が書いてある面が「表側」っていう定義のほうが
よっぽどわかりやすいと思うんですけど。
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だってさ、貨幣発行年が書いてなかったら、どうするんですかね?
「お金」であるかぎり、その貨幣価値を表す数字だけは絶対に表示するでしょ?
貨幣価値を表す数字の記載がなくて、かつ、
発行年号が記してあるなんてことは考えられませんからね。
それだったら、「お金」って呼べないでしょ。
これ、いくらのものなのか?
まったく不可解な定義です。
まぁ、金本位制度というか、お金が文字通り、ゴールドで、
コインそのものに価値があって、発行年だけ記してあるっていうことなら
わからんでもないですけど。
ただ、金本位制度は終了してますし。
それと、表、裏の定義は、時代毎に変化しているんですね。
日本での定義は、上記のようになっているとのこと。)
この定義を、トルコリラの硬貨にも適用すると、
幸い、トルコリラの硬貨の場合、
貨幣価値の数字が書かれている面に、
年号がいずれも記載されているので、
日本の5円玉のように、
「五円」と書かれた面とは逆の面に
発行年号が書かれているという「例外」は存在しないので、
楽ですね。
ということで、写真の上半分がすべて「裏側」、
写真の下半分が「表側」ということになるようです。
現在のレートでいうと、
1リラつまり100クルシュが33円ですから、
1クルシュは、0.33円、つまり、0円33銭の価値ということになります。
ただし、1クルシュというのは、
ほとんど全く流通しておらず、
どこのスーパーに行っても1クルシュをやりとりすることは決してありません。
なので、ここに写真であげた1クルシュというのは、
非常に希少価値が高いものです(笑)。
だから、1クルシュというのは、恐らく、
5クルシュよりも高い価値があるんじゃないでしょうか?
硬貨マニアにはたまらない宝物でしょう?
どなたか、1クルシュを買いたい人いますか?
私もトルコに来て数年経ちますが、
見たことのある1クルシュ硬貨は、たったの4個です。
そのうち、いま保有しているのは2個だけで、それを写真にして皆さんに
ご紹介できているというわけです。
それだけ見つけるのが困難だからなのでしょう。
トルコのガイドブック(わがまま歩き トルコ編 ブルーガイド)
の中で、トルコリラの硬貨を紹介している写真の中に、
1クルシュの写真はありません。
(ね?無いでしょ?↑)ちなみに、このガイドブック、
「わがまま歩き トルコ編」は、
けっこうお勧めです。1クルシュの写真は載っていませんが、
ツボという所を抑えた本になっているように感じます。
(このトルコ猫のページは、
ガイドブックよりも情報豊かということですね(笑))
トルコリラ硬貨の大きさは?
大体1リラ硬貨(一番右端の列の四つ)が
だいたい、日本の500円玉くらいの大きさになっています。
トルコリラの紙幣は?
トルコリラの紙幣には、
5リラ
10リラ
20リラ
50リラ
100リラ
200リラの
6種類が存在します。
200リラはありますが、
それほど流通はしていません。
紙幣については、別の記事で紹介することにしましょう。
もし、わがまま歩きという本がどんな本なのか、
試しに買ってみたければ、
したのリンクから購入できますよ。
リンクを貼っておきますね。
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